世界のライチョウの生息地の南限とされる日本のイザルガ岳(南アルプス)において、
2010年5月を最後にライチョウの姿が確認されていないことが市民調査で指摘されている。
昨年、国がライチョウの保護計画を策定したが早急に生息域の探索を迫られそうだ。
市民調査を行ったのは県内の野鳥愛好者ら約50人の静岡ライチョウ研究会。
イザルガ岳は非常に険しい山中にありライチョウの生息実態は明らかでなかった。
このため、1997年以降ライチョウの現地調査を年数回、延べ14年連続で行ってきたが、
朝倉俊治会長(60)によると「個体や繁殖の痕跡は確認されていない」という。
野生生物の絶滅危険性を示す環境省レッドリストでライチョウは昨年8月、
2類(危険増大)から1B類(危険高)に見直され生態調査や保護策などを関係機関と検討している。
地球の温暖化の影響で異常気象だけでなく生物の生態系も乱れてきているのではないだろうか。
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